ICU向け潜在的DDIアラート、高リスク薬剤併用投与を12％減

オランダの集中治療室（ICU）9室で2種以上の薬剤の併用投与を受けた18歳以上のICU入室患者9887例を対象に、ICU向けに調整された潜在的薬物相互作用（DDI）アラートによるリスクの高い組み合わせでの薬剤併用投与の抑制効果をクラスター無作為化stepped-wedge試験で検討した。 その結果、患者1例当たり投与1000回当たりの高リスク薬剤併用投与の平均回数は介入群26.2回、対照群35.6回だった。クラスタリングおよび予後予測因子で調整した解析で、ICU向けの潜在的DDIアラート調整により患者1例当たり投与1000回当たりの高リスク薬剤併用投与の平均回数が12％低下した（95％CI 5-18、P＝0.0008）。...