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定期健診時のアジスロマイシン投与で乳児死亡を抑制するか

2024年2月18日  New England Journal of Medicine

アフリカ・ブルキナファソで乳児3万2877例を対象に、生後5-12週時の定期健診時に行うアジスロマイシン単回投与(20mg/kg)の死亡予防効果を無作為化プラセボ対照試験で検討(CHAT試験)。乳児1万6416例がアジスロマイシン群、1万6461例がプラセボ群に割り付けられ、主要評価項目は生後6カ月時までの死亡とした。 その結果、生後6カ月時までの死亡乳児数はアジスロマイシン群82例、プラセボ群75例で(ハザード比1.09、95%CI 0.80-1.49、P=0.58)、死亡率の絶対差は0.04%ポイント(95%CI -0.10-0.21)だった。年齢、性別、ベースライン体重などであらかじめ定めたサブグループのいずれにおいても、アジスロマイシンの死亡予防効果を示すエビデンスは得られず、有害事象発生率の群間差を示すエビデンスも認められなかった。...