超音波発育評価＋脳胎盤血流比で周産期死亡率低下せず

6カ国9病院で低リスクの妊婦9492例を対象に、満期に近い段階での超音波検査に基づく胎児発育評価＋脳胎盤血流比併用による周産期死亡および重度新生児罹患抑制効果を無作為化実践的試験で検討した（RATIO37試験）。 その結果、周産期死亡率は発育評価単独群0.3％、脳胎盤血流比併用群0.3％だった（オッズ比1.45、95％CI 0.76-2.76、P＝0.262）。重度新生児罹患率は発育評価単独群0.73％、脳胎盤血流比併用群0.38％（同0.58、0.40-0.83、P＝0.003）、重度神経学的罹患率はそれぞれ0.27％、0.19％（同0.56、0.25-1.24、P＝0.153）、重度非神経学的罹患率は0.48％、0.19％（同0.58、0.39-0.87、P＝0.009）だった。...