スタチン不耐患者にベンペド酸で心血管イベント発生減

心血管疾患を有する、または高リスクで、高コレステロール血症のスタチン不耐患者1万3970例でATPクエン酸リアーゼ阻害薬ベンペド酸をプラセボと比較したCLEAR Outcomes試験の事前に設定された解析で、ベンペド酸が主要有害心血管イベント（MACE）の総発生率に及ぼす影響を検討した。 その結果、追跡期間中央値3.4年で、612例にMACE-4（心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中、冠動脈血行再建術）初回イベント1746件および追加のイベント915件が発生した。心血管イベントの総発生率で、ベンペド酸による治療はMACE-4（ハザード比0.80、95％CI 0.72-0.89、P＜0.001）、MACE-3（心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中：同0.83、0.73-0.93、P＝0.002）、心筋梗塞（同0.69、0.58-0.83、P＜0.001）および冠動脈血行再建術（同0.78、0.68-0.89、P＜0.001）のリスク低下と関連した。脳卒中（同0.80、0.63-1.03）に統計的有意差は見られなかった。...