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脳卒中後の運動性失語症に鍼治療で言語機能改善

2024年2月17日  専門誌ピックアップ

中国で、脳卒中後に運動性失語症となった成人患者を対象に、鍼治療の効果を多施設共同偽処置対照無作為化試験で検討。患者を徒手鍼治療(MA)群と偽鍼治療(SA)群に割り付けた。主要評価項目は、6週時点のWestern Aphasia Battery(WAB)の失語指数(AQ)およびChinese Functional Communication Profile(CFCP)のスコアとした。 無作為化した252例(男性78.6%、平均年齢60.7歳)のうち231例(MA群115例、SA群116例)を修正intention-to-treat解析に組み入れた。SA群と比較して、MA群では6週時点のAQスコア(差7.99点、95%CI 3.42-12.55点、P=0.001)およびCFCPスコア(同23.51点、11.10-35.93点、P<0.001)が有意に高く、追跡期間終了時のAQスコア(同10.34点、5.75-14.93点、P<0.001)およびCFCPスコア(同27.43点、14.75-40.10点、P<0.001)が有意に改善した。...