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勤務中に長時間座位の健康リスク、余暇の運動で低下

2024年2月21日  専門誌ピックアップ

1996-2017年まで追跡調査された台湾健康調査の参加者48万1688人(平均年齢39.3歳、女性53.2%)のデータを基に、勤務中の座位行動および余暇の運動と健康リスクの関連を前向きコホート研究で検討した。 その結果、勤務中に座位時間が短い人と比較して、ほとんど座っている人では全死因死亡リスク(調整後ハザード比1.16、95%CI 1.11-1.20)と心血管疾患死亡リスク(同1.34、1.22-1.46)が高かった。勤務中に立ったり座ったりする人では全死因死亡リスクは上昇しなかった(同1.01、0.97-1.05)。勤務中に座位時間が長く余暇の運動が少ない(1日15-29分)またはない(1日15分未満)人では、運動がそれぞれ1日15分および30分増えると、勤務中に座位時間が短く余暇の運動が不活発な人と同水準まで死亡リスクが低下した。運動指標PAIのスコアが100超の人では、勤務中の長時間座位による死亡リスク上昇が著明に抑制された。...