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コロナワクチン接種回数が少ないと重症転帰リスク増加

2024年2月21日  Lancet

英国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種が推奨回数未満の場合の重症転帰との関連性について、英国内で行われたコホート研究のメタ解析で評価した。匿名化電子カルテデータを用いて、英国4地域(イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズ)別と英国全体とでのワクチン接種不足の補正オッズ比を推定した。解析対象は5歳以上とした。 その結果、2022年6月1日時点でのワクチン接種不足者は、イングランド5896万7360例中2698万5570例(45.8%)、北アイルランド188万5670例中93万8420例(49.8%)、スコットランド499万2498例中170万9786例(34.2%)、ウェールズ235万8740例中77万3850例(32.8%)だった。若齢者、生活困窮者、非白人民族、併存疾患数が少ない場合は推奨接種回数よりも少ない傾向が認められた。コホート内の重症COVID-19転帰は4万393件で、そのうち1万4156件は接種不足者だった。...