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GLP-1RA15種類の有効性を比較、メタ解析

2024年2月24日  British Medical Journal

成人2型糖尿病患者を対象に、血糖コントロール、体重、脂質プロファイルに対するグルカゴン様ペプチド1受容体作動薬(GLP-1RA)の有効性と安全性をシステマティックレビューとネットワークメタアナリシスで比較検討した。PubMedやCochraneなど主要データベースから2型糖尿病成人患者に対するプラセボ対照GLP-1RA試験76報(GLP-1RA薬15種類と参加者39,246例)を解析した。 その結果、GLP-1RA薬15種類は、いずれもヘモグロビンA1cと空腹時血糖値を効果的に低下させた。最も効果が大きかったのはチルゼパチドで、ヘモグロビンA1c濃度(平均差-2.10%、95%CI -2.47--1.74、累積順位曲線下面積94.2%)、空腹時血糖値(-3.12mmol/L、同-3.59--2.66、97.2%)ともにエビエンスの信頼性も高かった。GLP-1RAは体重管理にも効果が高く、もっとも体重減少が大きかったのはCagriSema(セマグルチドとcagrilintideの配合剤)で(平均差-14.03kg、同-17.05--11.00)、次にチルゼパチド(同-8.47kg、-9....