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重症MRにTEERで心血管死亡率の低下と関連

2024年2月25日  European Heart Journal

フランスで、重症僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁経カテーテルedge-to-edge修復術(TEER)と僧帽弁手術の転帰を、全国的な退院管理データベースに基づくコホート研究で比較。2012-22年にTEERまたは僧帽弁手術による僧帽弁閉鎖不全症治療を受けた全例を試験開始時の特性で傾向スコアマッチングし、TEER群(2160例)と僧帽弁手術群(2160例)の転帰を解析した。 その結果、追跡期間3年時点で、TEER群の方が心血管系死亡(ハザード比0.685、95%CI 0.563-0.832、P=0.0001)、ペースメーカー植え込み、脳卒中の発生率が有意に低かった。非心血管系死亡(同1.562、1.238-1.971、P=0.0001)、再発肺水腫、心停止は、TEER群の方が高頻度だった。全死因死亡(同0.967、0.835-1.118、P=0.65)、心内膜炎、大出血、心房細動、心筋梗塞には、2群間で有意差はなかった。...