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コカイン関連PCOMの臨床病理学的特徴

2024年2月27日  専門誌ピックアップ

スペインで、コカイン使用に関連したplasma cell orificial mucositis(PCOM)と診断された患者10例[男性6例、年齢中央値45.5歳、全例で滲出性潰瘍性プラーク(exudative ulcerated plaque)を確認]を対象に後ろ向き症例集積研究を実施し、臨床病理学的特性を調査。患者の人口統計学的、臨床的、病理組織学的データ、および治療データを収集した。 その結果、鼻孔に隆起した紅斑性の病変が認められ、進行時間中央値は9カ月だった。中隔または口蓋穿孔は4例で観察された。生検で、真皮内の形質細胞に、異型性はないが好酸球を伴う高密度の炎症性浸潤が認められた。全患者が直近のコカイン使用を報告しており、尿検査でコカインが検出されたが、アンフェタミンおよびオピエートは検出されなかった。患者6例がステロイド療法で改善した。...