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生体腎ドナーは非ドナーより椎体骨折リスク高い

2024年2月28日  専門誌ピックアップ

生体腎ドナー2132例(平均年齢67.1±8.9歳、女性58.4%、平均追跡期間24.2±10.4年)と腎提供に支障を来す併存疾患既往歴のない一般集団の非ドナー2014例(同68.6±7.9歳、56.6%、27.6±10.7年)を対象に2021年12月1日-2023年7月31日にアンケート調査を実施し、骨折リスクを比較した。腎臓提供後の生体腎ドナーは米国ミネソタ州の3つの大規模移植センター、非ドナーはロチェスター疫学プロジェクトの参加者から特定した。主要評価項目は、全骨折および部位別骨折の標準化罹患比(SIR)とした。 その結果、生体腎ドナー群では非ドナー群と比較して全骨折の発生率は有意に低かったが(SIR 0.89、95%CI 0.81-0.97)、椎体骨折の発生率は有意に高かった(同1.42、1.05-1.83)。...