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前立腺がん進行のバイオマーカーが体重管理介入で改善

2024年3月2日  The Journal of Urology

前立腺摘除術を予定している前立腺がん(PCa)男性40例を対象に、全体重の5%を上回る減量が、肥満の影響を受けるPCaバイオマーカーを抑制するかどうかを第II相試験で検討。患者を、4-16週間の体重管理プログラムを実施する介入群(20例)と、教育用資材を配布する対照群(20例)に無作為化割り付けした。 その結果、試験開始時から手術まで(平均5週間)に、介入群は5.5%(95%CI 4-7%)の減量を達成した。介入群は対照群と比較して、インスリン、総コレステロール、LDLコレステロール、レプチン、レプチン/アディポネクチン比、内臓脂肪組織も減少した。介入群では、Cペプチド、プラスミノーゲン活性化因子インヒビター1、T細胞数が減少した。全体的な健康と情緒的健康のQOLの尺度が介入群で改善していた。骨髄系由来サプレッサー細胞は2群間で統計学的な有意差はなく、前立腺組織マーカーに有意な変化はなかった。...