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新規の淋菌LFA検査、臨床での感度と特異度は良好

2024年3月3日  Lancet

南アフリカの都市圏の1次医療施設5施設で、尿道分泌物症状のある男性200例(中央値24歳)と腟分泌物症状のある女性200例(中央値25歳)を対象に、新規の淋菌ラテラルフローアッセイ(NG-LFA)の性能を横断的性能評価で検討。初尿検体と腟スワブ検体を、施設内でNG-LFA法およびXpert CT/NG PCR法で検査し、LFA陽性の全検体に対して淋菌の多抗原配列タイピング検査(NG-MAST)を実施した。 その結果、NG-LFAの感度は、尿検体で96.1%(Wilsonの95%CI 91.2-98.3、PCR陽性128検体中123検体がLFA陽性)、腟スワブ検体で91.7%(同78.2-97.1、PCR陽性36検体中33検体がLFA陽性)だった。特異度は、尿検体で97.2%(同90.4-99.2、PCR陰性72検体中70検体がLFA陰性)、腟検体で96.3%(同92.2-98.3、PCR陰性164検体中158検体がLFA陰性)だった。LFA陽性の156検体で、NG-MASTにより93種類の配列型が確認された。...