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NAFLDではナイアシン摂取量多いほど全死因死亡リスク低下

2024年3月4日  専門誌ピックアップ

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者4315例(平均年齢52.5歳、60歳以上1670例、男性2351例)を対象に、食事からのナイアシン摂取量と全死因死亡および心血管(CVD)死亡との関連をコホート研究で検討。米国全国健康栄養調査(NHANES)2003-2018年のデータを用い、20歳以上のNAFLD患者を組み入れた。主要評価項目は全死因死亡およびCVD死亡とした。 その結果、追跡調査期間中央値8.8年で566例が死亡し、このうち197例がCVDに起因した。ナイアシン摂取量が18.4mg以下(最低三分位)の患者と比べた、摂取量26.7mg以上(最高三分位)の患者の多変量調整後ハザード比は、全死因死亡が0.70(95%CI 0.50-0.96、傾向のP=0.03)、CVD死亡が0.65(同0.35-1.20、傾向のP=0.16)だった。...