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単純性尿路感染症にgepotidacin、nitrofurantoinに非劣性

2024年3月8日  Lancet

世界219施設で思春期および成人の単純性尿路感染症女性患者計3136例を対象に、尿路感染症への抗生物質gepotidacinの有効性および安全性を2件の無作為化第III相非劣性試験でnitrofurantoinと比較(EAGLE-2試験、EAGLE-3試験)。主要評価項目は10-13日時の治療奏効とし、非劣性マージンは10%とした。中間解析後、有効性により両試験は中止された。 EAGLE-2試験の607例、EAGLE-3試験の541例を対象とした解析の結果、EAGLE-2試験での治療成功率はgepotidacin群50.6%、nitrofurantoin群47.0%(調整後差4.3%、95%CI -3.6-12.1)、EAGLE-3試験ではそれぞれ58.5%、43.6%だった(同14.6%、6.4-22.8)。Gepotidacinはnitrofurantoinに対して両試験で非劣性、EAGLE-3試験で優越性を示した。最も頻度の高かった有害事象はgepotidacinで下痢(EAGLE-2試験14%、EAGLE-3試験18%)、nitrofurantoinでは悪心だった(両試験とも4...