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禁煙カウンセリングの補助に電子タバコは有用

2024年3月9日  New England Journal of Medicine

喫煙者1246例を対象に、電子ニコチン送達システム(電子タバコ)を用いる禁煙補助の有効性と安全性を非盲検比較試験で検討(ESTxENDS試験)。1日5本以上喫煙する成人を、介入群(622例、電子タバコとeリキッドの無償提供、禁煙カウンセリング、ニコチン代替療法の有償提供)と対照群(624例、禁煙カウンセリングと、ニコチン代替療法他に使用可能なクーポン券提供)に無作為化割付けした。主要評価項目は、6カ月時点での生化学的に確認された禁煙継続とした。 その結果、禁煙継続が確認された参加者の割合は、介入群が28.9%、対照群が16.3%だった(相対リスク1.77、95%CI 1.43-2.20)。6カ月時来院前の7日間に禁煙していた参加者の割合は、介入群が59.6%、対照群が38.5%だったが、あらゆるニコチン使用から離脱していた参加者の割合は介入群が20.1%、対照群が33.7%だった。重篤な有害事象は介入群の4.0%と対照群の5.0%に、有害事象はそれぞれ43.7%と36.7%に発現した。...