1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 特定の植物性食品摂取で小児がんサバイバーの早期老化リスク低下

特定の植物性食品摂取で小児がんサバイバーの早期老化リスク低下

2024年3月11日  Journal of Clinical Oncology

小児がんを経験した成人を対象に、早期老化に関連する食事の要因を特定するため、植物性食品の摂取と加齢に伴う障害累積との関連を検討。St Jude Lifetime Cohortの3322例(平均年齢31歳)を対象に、食物摂取頻度調査票で栄養摂取を評価し、研究開始時の早期老化を障害累積指数(DAI)で評価(低、中、高リスクに分類)した。多項ロジスティック回帰(参照:低リスク)でオッズ比と95%CIを推定した。 緑の濃い野菜[オッズ比high v low0.47(95%CI 0.28-0.78)、1/2カップ/1000kcal増当たり]とナッツ/種子類[同0.71(95%CI 0.47-1.08)、1オンス/1000kcal増当たり(係数linear-0.0115、P=0.02)]の摂取に早期老化リスク低下との関連が見られた。精製穀物の摂取には早期老化リスク上昇との関連が見られた[オッズ比high v low 1.33(95%CI 0.99-1.78)、1オンス/1000kcal増当たり(係数linear 0.0093、P=0.005)。果物と全粒穀物の摂取に早期老化リスクとの関連は見られな...