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角膜潰瘍の入院期間延長に影響を及ぼす因子は

2024年3月13日  JAMA Ophthalmology

米国で、角膜潰瘍による入院期間に関連する社会人口統計学的、社会的、および臨床的因子を、National Inpatient Sample(NIS)のデータを用いた後ろ向き横断研究で検討。角膜潰瘍の主診断で入院した成人患者(18歳以上)を、入院期間(4日以内、4日超)で層別化し、入院期間延長に関連する因子を多変量回帰で評価した。 1187例(平均年齢53.5歳、女性50.7%)が解析対象となった。入院4日超のコホートは、入院4日以下のコホートよりも総費用が高かった(平均費用7万9504ドル vs. 2万6474ドル、P<0.001)。入院4日超と関連する社会人口統計学的変数は、黒人人種(調整オッズ比1.41、P=0.03)、メディケア保険(同1.42、P=0.009)、住居不安定(同1.99、P=0.002)で、医学的併存疾患は、アルコール使用(同1.50、P=0.05)、認知症(同2.35、P=0.002)、合併症のある糖尿病(同1.75、P=0.003)、合併症のない糖尿病(同1.57、P=0.04)、薬物誤用(同1.66、P=0.02)、法的盲(同3.42、P=0.02)だった。N...