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制御不十分なHeFHの小児にアリロクマブでLDL-C低下

2024年3月18日  JAMA Pediatrics

制御不十分な家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体(HeFH)の小児患者を対象に、アリロクマブの有効性を第III相無作為化試験で検討。LDLコレステロール(LDL-C)130mg/dL以上でスタチンまたは他の脂質低下療法を受けている8-17歳の小児をアリロクマブ群とプラセボ群に割り付け、2週ごと(Q2W)または4週ごと(Q4W)に投与した。主要評価項目は、各コホートの試験開始前から24週時点までのLDL-Cの変化率とした。 無作為化した153例(平均年齢12.9歳、女性56.9%)で、アリロクマブ群ではいずれの投与法でも24週時点でLDL-Cがプラセボ群よりも有意に低下した。変化率の最小二乗平均差は、Q2Wが-43.3%(97.5%CI-56.0--30.7、P<0.001)、Q4Wが-33.8%(同-46.4--21.2、P<0.001)だった。アリロクマブQ4W群の2例に、中止に至る有害事象が発現した。有害事象の発現率に群間差は認められなかった。...