1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 血管内イメージングガイド下PCIは安全で有効

血管内イメージングガイド下PCIは安全で有効

2024年3月20日  Lancet

冠動脈への薬剤溶出性ステント植込みで、血管内イメージング(血管内超音波または光干渉断層撮影法)ガイド下の経皮的冠動脈インターベンション(PCI)と血管造影ガイド下PCIの比較性能を、系統的レビューとネットワークメタ解析で検討。主要評価項目は標的病変不全とし、心臓死、標的血管-心筋梗塞(TV-MI)、または標的病変血行再建の複合と定義した。 その結果、22試験(1万5964例)が特定され、期間の加重平均で24.7カ月間追跡されていた(各試験の最長追跡期間6-60カ月)。血管内イメージングガイド下PCIでは、血管造影ガイド下PCIと比較して、標的病変不全リスクが低く(相対リスク0.71、95%CI 0.63-0.80、P<0.0001)、心臓死(同0.55、0.41-0.75、P=0.0001)、TV-MI(同0.82、0.68-0.98、P=0.030)、標的病変血行再建(同0.72、0.60-0.86、P=0.0002)のリスクがいずれも低かった。また、ステント血栓症(同0.52、0.34-0.81、P=0.0036)、全心筋梗塞(同0.83、0.71-0.99、P=0.033)、全死...