1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 非上皮性胸膜中皮腫に標準化学療法+pegargiminaseが有望

非上皮性胸膜中皮腫に標準化学療法+pegargiminaseが有望

2024年3月21日  JAMA Oncology

化学療法歴のない非上皮性胸膜中皮腫患者249例(平均年齢69.5歳、男性82.7%)を対象に、標準的な1次化学療法とpegargiminaseの併用の有効性と安全性を第2-3相二重盲検無作為化試験で検討(ATOMIC-Meso試験)。患者をpegargiminase群とプラセボ群に割り付け、全例にペメトレキセドとプラチナ製剤による化学療法を実施した。主要評価項目は総生存期間とした。 その結果、総生存期間中央値は、pegargiminase群が9.3カ月(95%CI 7.9-11.8カ月)、プラセボ群が7.7カ月(同6.1-9.5カ月)だった(死亡のハザード比0.71、95%CI 0.55-0.93、P=0.02)。グレード3-4の有害事象発現率は、pegargiminase群が28.8%、プラセボ群が16.9%だった。pegargiminase群では薬物過敏症と皮膚反応がそれぞれ2.4%と1.6%に発現したが、プラセボ群では発現しなかった。...