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HIV感染者にピタバスタチンで非石灰化プラーク進行抑制

2024年3月23日  専門誌ピックアップ

心血管疾患リスクが低-中程度のヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者611例を対象に、ピタバスタチンの非石灰化冠動脈プラーク抑制効果をREPRIEVE無作為化試験のサブ研究で検討。ベースラインおよび24カ月時の冠動脈CT血管造影およびバイオマーカー測定を実施し、主要評価項目を非石灰化冠動脈プラーク量の変化および非石灰化プラークの進行と規定した。 その結果、平均非石灰化プラーク量は、ピタバスタチン群の方がプラセボ群よりも7%(95%CI 1-12)減少していた(平均変化量-1.7mm3 vs. 2.6mm3、調整後群間差-4.3mm3、95%CI -8.6--0.1、P=0.04)。非石灰化プラークの進行はピタバスタチン群の方が33%低かった(相対リスク0.67、95%CI 0.52-0.88、P=0.003)。24カ月後、ピタバスタチン群はプラセボ群に比べて、酸化低比重リポ蛋白[-29%(95%CI -32--26) vs. -13%(同-17--9)、P<0.001]とリポ蛋白関連ホスホリパーゼA2[-7%(同 -11--4) vs. 14%(同10-18)、P<0.001]ともに減少...