1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 小児IgE介在性CMAにViaskin Milk 300-μgが有効か

小児IgE介在性CMAにViaskin Milk 300-μgが有効か

2024年3月26日  JAMA Pediatrics

免疫グロブリンE(IgE)介在性牛乳アレルギー(CMA)を有する2-17歳の患児198例(平均年齢8歳、男児62.6%)を対象に、Viaskin Milkによる経皮免疫療法の用量、有効性、安全性を2パートから構成される第I/II相二重盲検無作為化プラセボ対照用量設定試験で検討。パートAではViaskin Milk 3用量の短期安全性を評価し、パートBでは12カ月間の有効性および安全性をプラセボと比較した。主要評価項目は治療レスポンダー率とし、牛乳タンパク質の累積反応用量が10倍以上(144mg以上)になる、または12カ月時点の二重盲検プラセボ対照食物負荷試験で1444mg以上になることと定義した。 その結果、95.5%が治療を完遂した。レスポンダー率はViaskin Milk 300μg群が最も高く49.0%で、プラセボ群では30.2%だった(オッズ比2.19、95%CI 0.91-5.41、P=0.09)。2-11歳が最も高かった(57.9% vs. 32.5%、P=0.04)。治療下で発現した有害事象は、ほとんどが軽度または中等度の貼付部位反応だった。500μg群の1例で治療関連ア...