新規2型経口ポリオワクチンの免疫原性と安全性良好

ガンビアで、新規2型経口ポリオウイルスワクチン（nOPV2）の安全性とnOPV2に対する免疫反応のロット間一致性を第III相二重盲検無作為化比較試験で検討。乳児（18-52週未満）をnOPV2の3ロット中1ロットまたは2価OPV（bOPV）の1ロットを1回または2回接種する群に割り付け、幼児（1-5歳未満）をnOPV2のロット1またはbOPVを2回接種する群に割り付け、1回接種での2型ポリオウイルス中和抗体セロコンバージョン率に基づくnOPV2の3ロット間の同等性を評価した。 その結果、乳児2345例と幼児600例がワクチン接種を受け、2272例（96.9％）が1回接種後のper-protocol集団への組み入れ対象だった。セロコンバージョン率は3ロットで48.9-49.2％だった。ロット間のセロコンバージョン率の対比較の差の95％CIの下限最小値は－5.8％、上限最大値は5.4％で、－10-10％の同等性マージンの範囲内だった。安全性に関する懸念は認められなかった。...