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大腸がん次世代マルチターゲット便DNA検査の性能を評価

2024年4月6日  New England Journal of Medicine

次世代マルチターゲット便DNA検査の性能を、大腸がんスクリーニングを目的として大腸内視鏡検査を受ける40歳以上で無症状の成人を対象とした前向き研究で検討。主要評価項目は、大腸がん検査としての感度と、進行新生物(大腸がんまたは進行前がん病変)に対する特異度とした。 その結果、参加者2万176例のうち、大腸がん98例、進行前がん病変2144例、非進行性腺腫6973例、非腫瘍性所見または大腸内視鏡検査陰性1万961例が確認された。次世代検査の大腸がんに対する感度は93.9%、進行新生物に対する特異度は90.6%だった。進行前がん病変に対する感度は43.4%で、非腫瘍性所見または大腸内視鏡検査陰性に対する特異度は92.7%だった。市販の免疫化学的便潜血検査(FIT)の感度は大腸がんに対して67.3%、進行前がん病変に対して23.3%、特異度は進行新生物に対して94.8%、非腫瘍性所見または大腸内視鏡検査陰性に対して95.7%だった。...