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ドライアイに水非含有シクロスポリン点眼液の効果は

2024年4月11日  JAMA Ophthalmology

中国で、ドライアイの患者206例(平均年齢47.8歳、女性90%)を対象に、水非含有シクロスポリン点眼液SHR8028(0.1%)の有効性と安全性を多施設共同二重盲検第III相無作為化比較試験で検討。中等度ないし重度のドライアイの患者を水非含有シクロスポリン群と溶媒群に割り付けた。主要評価項目は、29日時点のNational Eye Instituteの尺度を用いた総角膜フルオレセイン染色(tCFS)と、視覚アナログ尺度による乾燥スコアの試験開始前からの変化量とした。 29日時点で、シクロスポリン群は溶媒群と比較してtCFSが改善し[変化(Δ)=-1.8、95%CI -2.7--1.0、P<0.001]、試験開始時からのtCFSスコアの減少はシクロスポリン群が-4.8、溶媒群が-3.0だった。乾燥スコアは両群とも試験開始時から減少した(-19.2 vs. -15.4、Δ=-3.8、95%CI -9.2-1.6、P=0.17)。29日間の投与中、治療関連有害事象の発現率は、シクロスポリン群が14.6%、溶媒群が10.7%だった。...