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QCAガイドとIVUSガイドでPCI後の標的病変不全は同程度

2024年4月11日  専門誌ピックアップ

韓国で、経皮的冠動脈形成術(PCI)のガイドとして定量的冠動脈造影(QCA)が血管内超音波(IVUS)に代わり得るかどうかを無作為化非盲検非劣性試験で検討。PCIを必要とする冠動脈狭窄が確認された慢性または急性の冠症候群の成人患者をQCA群とIVUS群に割り付けた。主要評価項目は12カ月時点の標的病変不全(心臓死、標的血管の心筋梗塞、虚血による標的病変血行再建の複合と定義)とした。 その結果、QCA群763例(平均年齢64.1歳、男性75.2%)とIVUS群765例(同64.6歳、81.3%)の計1528例が対象となった。主要評価項目発生率は、QCA群が3.81%、IVUS群3.80%だった[絶対リスク差0.01%ポイント(95%CI -1.91-1.93%ポイント)、ハザード比1.00(同 0.60-1.68)、P=0.99]。主要評価項目のリスクはサブグループを問わず一貫しており、有意な交互作用は見られなかった。...