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前立腺がんへの放射線療法+レルゴリクスで去勢率高い

2024年4月12日  JAMA Oncology

限局性および進行性前立腺がん患者を対象とした無作為化試験2件の事後解析で、レルゴリクスと放射線療法併用の有効性と安全性を検討。放射線療法+短期アンドロゲン除去療法(ADT、24週間:レルゴリクスまたはデガレリクス)の103例と、放射線療法+長期ADT(48週間:レルゴリクスまたはリュープロレリン酢酸塩)の157例を比較した。 その結果、レルゴリクスの去勢率は、短期ADTで95%(95%CI 87.1%-99.0%)、長期ADTで97%(同90.6%-99.0%)だった。短期レルゴリクス投与の12週後、34例(52%)がベースラインまたは280ng/dL超のテストステロン値に回復した。長期ADT投与の90日後、平均テストステロン値はレルゴリクス群で310.5±122.4ng/dL、リュープロレリン酢酸塩群で53.0±106.7ng/dLだった。レルゴリクス群とリュープロレリン酢酸塩群の無去勢抵抗性生存率に有意差はなかった(ハザード比0.97、95%CI 0.35-2.72、P=0.62)。レルゴリクスによるグレード3以上の有害事象発生率は5%未満だった。...