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血糖コントロール不良の2型糖尿病、BGMよりCGMが有効

2024年4月12日  専門誌ピックアップ

デンマークの糖尿病専門医療機関の外来で、血糖コントロールが不十分なインスリン治療中の2型糖尿病成人76例を対象に、12カ月間の持続血糖モニタリング(CGM)と血糖モニタリング(BGM)の効果を単施設並行群間非盲検無作為化比較試験で比較(Steno2tech試験)。主要評価項目は、盲検化されたCGMによる試験開始時、6カ月時点、12カ月時点に評価したTime in Range(TIR、3.9-10.0mmol/L)の変化量の群間差とした。 参加者の試験開始時のHbA1c中央値は8.3%(67mmol/mol)で、61.8%が男性だった。BGMとの比較で、CGMの使用によってTIR(群間差15.2%、95%CI 4.6-25.9)、HbA1c[同-0.9%、-1.4--0.3(-9.4mmol/mol、-15.2--3.5)]、1日の総インスリン量(同-10.6単位/日、-19.9--1.3)、体重(同-3.3kg、-5.5--1.1)、BMI(同-1.1、-1.8--0.3)が有意に大きく改善し、自己評価による糖尿病関連の健康状態、幸福感、満足度、健康行動も改善した。...