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シヌクレイノパチーの診断に皮膚リン酸化α-シヌクレイン検出が有望

2024年4月14日  Journal of the American Medical Association

皮膚生検によるリン酸化α-シヌクレイン検出がシヌクレイノパチーの診断バイオマーカーとなり得るかどうかを神経内科診療施設での盲検横断研究で検討。臨床コンセンサス基準に基づいてパーキンソン病(PD)、レビー小体型認知症(DLB)、多系統萎縮症(MSA)、純粋自律神経失調症(PAF)と診断された患者223例と、これまでにシヌクレイノパチーや神経変性疾患を示唆する検査所見や症状のない対照者120例の皮膚リン酸化α-シヌクレインの検出率を評価した。 皮膚リン酸化α-シヌクレインの検出率は、PD患者が92.7%(96例中89例)、MSA患者が98.2%(55例中54例)、DLB患者が96.0%(50例中48例)、PAF患者が100%(22例中22例)で、対照者が3.3%(120例中4例)だった。...