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ドブス判決後に自己管理型中絶薬の供給が増加

2024年4月20日  Journal of the American Medical Association

米国で、ドブス対ジャクソン女性健康機構事件の連邦最高裁判所判決後の6カ月間に、正規の医療機関以外での自己管理型妊娠中絶薬の供給が増加したかどうかを横断研究で検討(ドブス判決後に中絶禁止や制限を実施する州が増加)。主要評価項目は自己管理型妊娠中絶薬の供給および使用とし、階層ベイズモデルを用いて欠測値を補完して、供給の変化と実使用とを推定した。 その結果、ドブス判決後の6カ月間(2022年7月1日-12月31日)に、自己管理型妊娠中絶薬の総提供件数は、判決前の水準に基づく推定値と比較して、2万7838件増加した[95%信用区間(CrI) 2万6374-2万9175]。薬剤の不使用を加味すると、実際の自己管理型薬剤による中絶は、ドブス判決がなかったと仮定した場合の推定値と比較して、2万6055件(同2万4739-2万7245)増加すると推定された。...