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頭蓋内容積、脳容積、皮質表面積は経年的に増加傾向

2024年4月21日  JAMA Neurology

Framingham Heart Studyコホートから、1930-70年生まれで認知症も脳卒中の既往もなく、核磁気共鳴画像法(MRI)データのある参加者を対象に、頭蓋内容積と脳容積、大脳皮質の厚さに長期間の経年的な差異があるかを横断研究で検討。主要評価項目は、頭蓋内、皮質灰白質、白質、海馬の容積に加えて、皮質表面積、皮質厚とし、参加者の出生年代ごとに横断的解析した。 主要コホートは3226例(女性53%)で構成され、出生年代は1930年代から1970年代で、MRI実施時点で平均57.7歳だった。1930年代出生群と1970年代出生群を比較し、頭蓋内容積の6.6%増加[1234mL(95%CI 1220-1248) vs. 1321mL(95%CI 1301-1341)]、白質容積の7.7%増加[同441.9mL(435.2-448.5) vs. 476.3mL(467.0-485.7)]、海馬容積の5.7%増加[同6.51mL(6.42-6.60) vs. 6.89mL(6.77-7.02)]、皮質表面積の14.9%増加[同1933cm2(1908-1959) vs. 2222cm2...