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間欠性外斜視のoverminus眼鏡療法、中止後も近視化持続

2024年4月23日  JAMA Ophthalmology

56施設でTrial of Overminus Spectacle Therapy for Intermittent Exotropiaに参加した3-10歳の間欠性外斜視(IXT)患者205例(女性56.6%、無作為化時の平均年齢6.2歳)を対象に、overminusレンズ療法(-2.50Dを12カ月間、-1.25Dを3カ月間、非overminusレンズを3カ月間装用)後の屈折異常変化を18カ月間の追跡調査で検討。主要評価項目は36カ月時のベースラインからの平均等価球面屈折度数(SER)変化量とし、overminus眼鏡群と非overminus眼鏡群で比較した。 その結果、36カ月時の平均SER変化量はoverminus眼鏡群で非overminus眼鏡群に比べ大きく(-0.74D vs. -0.44D、調整後差-0.36D、95%CI -0.59--0.12、P=0.003)、1D超の近視化発生率は26.8%、15%だった(リスク比1.8、95%CI 1.0-3.0)。12カ月時から36カ月時までの平均近視進行度はoverminus眼鏡群-0.34D、非overminus眼鏡群-0.3...