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心房細動に肺静脈隔離+左心耳結紮で有効性改善せず

2024年4月26日  Journal of the American Medical Association

非発作性心房細動患者を対象に、カテーテル肺静脈隔離術の補助として実施する経皮的左心耳結紮術の安全性と有効性を多施設共同前向き非盲検無作為試験で検討(aMAZE試験)。患者を2対1の割合で左心耳結紮術+肺静脈隔離術群(404例)と肺静脈隔離術単独群(206例)に割り付けた。主要有効性評価項目は、肺静脈隔離術後12カ月時点で持続時間30秒を超える心房性不整脈が記録されないこととした。 主要有効性評価項目の達成率は、左心耳結紮術+肺静脈隔離術群が64.3%、肺静脈隔離術単独群が59.9%(差4.3%、ベイズ95%信用区間-4.2-13.2%、優越性の事後確率0.835)で、優越性を立証する統計学的基準(0.977)を満たさなかった。30日の重篤な有害事象発現率は3.4%(ベイズ95%信用区間2.0-5.0%。事後確率1.0)で、事前に定めた閾値10%を下回った。...