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悪性黒色腫にDCPI術前補助療法の安全性・有効性は

2024年4月28日  JAMA Oncology

切除可能な高リスク悪性黒色腫(HRRM)患者に対する術前補助療法としての免疫チェックポイント阻害薬2剤併用療法(DCPI)の安全性および有効性を統合解析で検証。解析対象は、イピリムマブ+ニボルマブ(IPI-NIVO)のDCPIと抗PD1単剤療法を比較した臨床試験6件に参加した患者573例のデータとした。 その結果、DCPIは抗PD1単剤療法に比べ病理学的完全奏効(pCR)達成およびグレード3ないし4の免疫関連有害事象(irAE)のオッズ増加と関連した(オッズ比3.16、3.75、いずれもP<0.001)。IPI-NIVOの常用量レジメン(イピリムマブ3mg/kg、ニボルマブ1mg/kg)と代替用量レジメン(同 1mg/kg、3mg/kg)の放射線学的完全奏効(rCR)、放射線学的全客観的奏効(rOOR)、放射線学的増悪、pCRに統計的有意差は見られなかったが、常用量レジメンはグレード3ないし4のirAE増加と関連した(オッズ比4.76、P<0.001)。...