1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 妊娠中のアセトアミノフェン、児の神経発達障害に関連せず

妊娠中のアセトアミノフェン、児の神経発達障害に関連せず

2024年5月5日  Journal of the American Medical Association

スウェーデンで1995-2019年に生まれた小児248万797人を対象に、妊娠中のアセトアミノフェン使用と児の神経発達障害[自閉症、注意欠如・多動性障害(ADHD)、知的障害]リスクの関連を全国コホート研究で検討。2021年12月31日まで追跡調査を行った。未知の交絡を調整するために、両親が同じ完全同胞ペアで同胞対照分析も実施した。 その結果、同胞対照を用いないモデルでは妊娠中のアセトアミノフェン使用は、使用なしと比べると、自閉症(ハザード比1.05、95%CI 1.02-1.08)、ADHD(同1.07、1.05-1.10)、知的障害(同1.05、1.00-1.10)のわずかなリスク上昇に関連していた。同胞対照分析では、妊娠中のアセトアミノフェン使用が、自閉症(同 0.98、0.93-1.04)、ADHD(同0.98、0.94-1.02)、知的障害(同1.01、0.92-1.10)と関連していることを示すエビデンスは認められなかった。...