siRNA薬zerlasiran、忍容性良好でリポ蛋白（a）を抑制

リポ蛋白（a）血清中濃度150nmol/L超のアテローム性心血管疾患患者および健常者を対象に、低分子干渉（si）RNA薬zerlasiran皮下投与の安全性と忍容性、リポ蛋白（a）産生抑制効果を単回投与試験（被験者13人）および反復投与試験（同36人）で検討。主要評価項目は安全性と忍容性で、副次評価項目はzerlasiranのリポ蛋白（a）血清中濃度に対する作用だった。 その結果、重篤な有害事象の発生はなかった。単回投与後365日時点で、リポ蛋白（a）血清中濃度のベースラインからの変化率中央値は、プラセボ群14％、zerlasiran 300mg群－30％、600mg群－29％だった。反復投与試験の2回投与後には、リポ蛋白（a）濃度のベースラインからの最大変化率中央値は、プラセボ群7％、zerlasiran 200mg群－97％、300mg群－98％、450mg群－99％となった。...