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直接経口抗凝固薬+ジルチアゼムの重篤な出血リスク

2024年5月19日  Journal of the American Medical Association

アピキサバンまたはリバーロキサバンの使用を開始した心房細動(AF)を呈するメディケア受給者20万4155例(平均年齢76.9歳、女性52.7%)を対象に、ジルチアゼム併用による重篤な出血リスクを後ろ向きコホート研究で検討。主要評価項目は出血による入院および最近出血したエビデンスがある死亡の複合とし、メトプロロール併用時と比較した。追跡期間は9万927人年(中央値120日)だった。 その結果、主要評価項目発生率は、ジルチアゼム群の方がメトプロロール群に比べ高かった[1000人年当たりの差10.6(95%CI 7.0-14.2)、ハザード比1.21(95%CI 1.13-1.29)]。主要評価項目リスク増加度は、ジルチアゼム初回用量120mg/日超群[同15.1(10.2-20.1)、1.29(1.19-1.39)]の方が120mg/日以下群[同6.7(2.0-11.4)、1.13(1.04-1.24)]に比べ高く、高用量群と低用量群の直接比較による主要評価項目ハザード比は1.14(1.02-1.26)だった。...