超重症OSAS、扁摘後の呼吸器合併症リスク高い

アデノイド口蓋扁桃摘出術または口蓋扁桃摘出術を受けた21歳以下の重症［閉塞性無呼吸低呼吸指数（OAHI）10超］の閉塞性睡眠時無呼吸症候群（OSAS）患者358例を対象に、術前の睡眠ポリグラフ検査データに基づくOSAS重症度の高いことが術後の呼吸器合併症およびフォローアップケアのレベルの独立したリスクであるかを後ろ向き解析で検討した。 その結果、OAHI 40超および酸素飽和度最低値80％未満は、術後の呼吸器合併症と有意に関連した。OAHI増加および酸素飽和度80％未満はそれぞれ、術後の予定外の持続陽圧呼吸療法（CPAP）開始と関連した。高炭酸ガス血症と何らかの合併症の存在との間には関連は見られなかった。...