中国で、在胎23-30週の早産児286例(平均在胎期間198.8日、男児58.0%)を対象に、新たな浣腸剤としての母乳の有効性と安全性を無作為化非盲検並行群間単施設試験で検討。早産児を、生後48時間時に母乳浣腸を行う群(母乳群141例)または生理食塩水浣腸を行う群(生食群145例)に無作為化割付けした。主要評価項目は、完全な胎便排泄までの時間および完全経腸栄養達成までの期間とした。 その結果、完全な胎便排泄達成までの時間は、母乳群の方が生食群より有意に短かった(-2.2日、95%CI -3.2--1.2日)。完全経腸栄養達成までの期間も、母乳群の方が生理食塩水群より有意に短かった(同-4.6日、-8.0--1.2日)。完全な非経口栄養の持続期間も、母乳群の方が生理食塩水群より有意に短かった(同-4.6日、-8.6--1.0日)。...
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