超加工食品の摂取と死亡率との関連は

米国で、超加工食品の摂取と全死因死亡および死因別死亡との関連を、女性登録看護師7万4563例（Nurses’ Health Study、1984-2018年）と男性医療従事者3万9501例（Health Professionals Follow-up Study、1986-2018年）を対象とした集団ベースコホート研究で検討。超加工食品の摂取頻度と、全死因死亡率および死因別死亡率（がん、心血管系疾患、その他の死因）との関連を、多変数Cox比例ハザードモデルを用いて推定した。 その結果、追跡期間中央値34年および31年の間に女性3万188例と男性1万8005例が死亡した。超加工食品摂取量の多い第4四分位群（上位25％）は、第1四分位群と比較して、全死因死亡率が4％高く（ハザード比1.04、95％CI 1.01-1.07）、がんと心血管疾患以外の死因による死亡率が9％高かった（同1.09、1.05-1.13）。獣肉類/家禽類/魚介類を原材料とするインスタント食品（加工肉など）は、一貫して死亡転帰との強い関連を示した（ハザード比の範囲1.06-1.43）。...