骨粗鬆症性圧迫骨折の疼痛にNSAIDとテリパラチドが有効
骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折(VCF)患者を対象に、VCFに伴う急性疼痛の管理に対する様々な保存療法について系統的レビューとネットワークメタ解析で検討。急性VCFに対する保存療法を評価した前向き無作為化比較試験20件(2102例)を組み入れた。主要評価項目は、短期(4週間)の労作時痛および長期(追跡可能な中で最新の時点)の非特異的疼痛とした。 その結果、短期の疼痛に対しては、カルシトニン(標準化平均差-4.86、95%CI -6.87--2.86)および非ステロイド性抗炎症薬(NSAID、同-3.94、-7.30--0.58)がプラセボよりも有益だった。長期での非特異的疼痛に対しては、ビスホスホネート製剤の方が、テリパラチドの1日1回投与(同1.21、0.11-2.31)または週1回投与(同1.13、0.05-2.21)よりも効果が低く、NSAIDより効果が高い治療はなかった。また、これらの薬剤に関連する典型的な有害事象が認められた。...
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