限局型小細胞肺がんにデュルバルマブでOSとPFSを改善
2024年10月20日
New England Journal of Medicine
同時化学放射線療法後に進行していない限局型小細胞肺がん患者を対象に、デュルバルマブによる補助療法の有効性を検討する第III相二重盲検無作為化プラセボ対照試験(ADRIATIC試験)の中間解析結果報告。患者をデュルバルマブ群(264例)、デュルバルマブ-トレメリムマブ群(200例)、プラセボ群(266例)に割り付け、中間解析ではデュルバルマブ群とプラセボ群について、主要評価項目の全生存(OS)と無増悪生存(PFS)を比較した。 その結果、デュルバルマブ群はプラセボ群と比較してOS(中央値55.9カ月、95%CI 37.3-到達せず vs. 33.4カ月、25.5-39.9、死亡のハザード比0.73、98.321%CI 0.54-0.98、P=0.01)およびPFS(中央値16.6カ月、95%CI 10.2-28.2 vs. 9.2カ月、7.4-12.9、病勢進行または死亡のハザード比0.76、97.195%CI 0.59-0.98、P=0.02)が有意に改善した。グレード3/4の有害事象(AE)がデュルバルマブ群の24.4%とプラセボ群の24.2%、投薬中止に至ったAEがそれぞれ16.4...
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