血友病Bへの遺伝子療法は第IX因子定期補充療法に優越性
2024年10月26日
New England Journal of Medicine
18-65歳の血友病B(第IX因子レベル2%以下)男性患者44例を対象に、アデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子療法ベクターfidanacogene elaparvovecの第IX因子定期補充療法への非劣性を第III相試験で検討(BENEGENE-2試験)。主要評価項目は年間出血率とした。 その結果、年間出血率は定期補充療法のベースライン時の4.42(95%CI 1.80-7.05)から遺伝子療法後12週-15カ月では1.28(同0.57-1.98)と71%低下し、治療間の差は-3.15エピソード(95%CI -5.46--0.83、P=0.008)で、fidanacogene elaparvovecの定期補充療法に対する非劣性と優越性が示された。15カ月時点の第IX因子活性の平均値は26.9%、中央値は22.9%だった。注入関連の重篤な有害事象、血栓イベント、第IX因子インヒビター発現、悪性疾患は認められなかった。...
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