1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. SIIT後のリナグリプチン+メトホルミンで糖血症転帰改善

SIIT後のリナグリプチン+メトホルミンで糖血症転帰改善

2024年11月13日  British Medical Journal

中国の15施設で、重度高血糖の2型糖尿病新規患者412例(平均46.8歳、HbA1c 11.0%)を対象に、短期強化インスリン療法(SIIT)の後に経口抗高血糖薬を投与するintense simplified strategyが長期の糖血症転帰を改善するかどうかを多施設共同非盲検無作為化比較試験で検討。無作為化した全例がSIITを2-3週間受けた後、リナグリプチン5mg/日、メトホルミン1000mg/日、リナグリプチン+メトホルミン、または生活習慣変容のみ(対照)のいずれかを48週間受けた。主要評価項目は、SIIT後48週時点でHbA1c<7.0%を達成した患者の割合とした。 その結果、48週時点でHbA1c<7.0%を達成した患者の割合は、リナグリプチン+メトホルミン群、リナグリプチン群、メトホルミン群のそれぞれ80%(78/97例)、72%(63/88例)、73%(69/95例)で、対照群では60%(56/93例)だった(全体:P=0.02、リナグリプチン+メトホルミン群 vs. 対照群:P=0.003、リナグリプチン群 vs. 対照群:P=0.12、メトホルミン群 vs. 対照群...