ウコン含む栄養補助食品で加齢黄斑変性リスクが低下
2024年11月22日
JAMA Ophthalmology
ウコン成分を含む栄養補助食品(CBNS)の摂取と加齢黄斑変性(AMD)の発症または進行のリスクとの関連を、TriNetX(マサチューセッツ州ケンブリッジ)に集積された電子カルテデータを用いる後ろ向きコホート研究で検討。CBNSを摂取している患者6万6804例(平均64.9歳、女性66.1%)と、CBNSを摂取していない患者180万9440例(平均67.0歳、女性55.2%)を解析対象とした。 その結果、50歳以上でAMDの既往がなくCBNSを摂取している患者は、傾向スコアマッチングしたCBNS非摂取患者と比較して、非滲出型AMD(相対リスク0.23、95%CI 0.21-0.26、P<0.001)、進行した非滲出型AMDまたは地図状萎縮(同0.11、0.07-0.17、P<0.001)、滲出型AMD(同0.28、0.24-0.32、P<0.001)、失明(同0.46、0.36-0.59、P<0.001)、または抗VEGF剤の硝子体内注射の必要性(同0.15、0.13-0.17、P<0.001)の発生率が低かった。結果は60歳以上および70歳以上の患者サブ群でも一致していた。...
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