回避性パーソナリティ障害特性を予測する小児期の因子
ノルウェー・トロンハイムの住民対象出生コホート(1077例、女性50.9%)を対象に、小児期で推定した回避性パーソナリティ障害(AvPD)の危険因子と16歳時点でのAvPD特性との関連を出生コホート研究で検討。4-16歳まで隔年で調査し、DSM-5パーソナリティ障害のための構造化臨床的面接法を用いて16歳時点でのAvPD特性数を評価した。 その結果、16歳時点でのAvPD有病率は3.2%(95%CI 2.2-4.1)だった。経時的な社交不安症状の程度と数の増大、および負の感情/神経症的傾向の増加は、AvPD特性数増加の予測因子だった。これらの因子の程度と変化を調整後、外向性の低下および減少、自尊心の低さ、親のAvPD特性の高さ、傍観的行動の増加が予測因子となった。...
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