DynamX冠動脈バイオアダプターがDESに非劣性
スウェーデンで、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)適応の慢性/急性の冠症候群患者2399例を対象に、新開発のDynamXバイオアダプターと最新のゾタロリムス溶出ステント(DES)の転帰を単盲検非劣性無作為化試験で比較(INFINITY-SWEDEHEART試験)。12カ月時の標的病変不全を主要評価項目とし、絶対リスク差の両側95%CI上限値が4.2%未満の場合に非劣性が示されたと判断した。 その結果、12カ月時点の標的病変不全はバイオアダプター群2.4%、DES群の2.8%に発生し、リスク差は-0.41%(95%CI -1.94-1.11、非劣性のP<0.0001)だった。ランドマーク解析(6-12カ月)で、標的病変不全発生のカプランマイヤー推定値はバイオアダプター群0.3%、DES群1.7%だった(ハザード比0.19、95%CI 0.06-0.65、P=0.0079)。標的血管不全発生はそれぞれ0.8%、2.5%(同0.35、0.16-0.79、P=0.011)、急性冠症候群患者の標的病変不全発生は0.3%、1.8%だった(同0.17、0.04-0.74、P=0.018)。デバ...
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