セリアック病へのIMU-856、ヒト初回投与試験の結果良好
健常者とセリアック病患者を対象に、サーチュイン6モジュレーターIMU-856の安全性、臨床活性、薬力学、薬物動態をヒト初回投与試験で検討。パートAおよびBで健常者71例をプラセボ(19例)またはIMU-856(10-160mgの6用量、52例)に割り付け、パートCでセリアック病患者43例をプラセボ(14例)、IMU-856 80mg(14例)または160mg(15例)に割り付け、安全性と忍容性の評価を行った。 その結果、治療下で発現した有害事象(TEAE)がパートAのIMU-856群73%およびパートBのIMU-856群79%、パートAのプラセボ群50%およびパートBのプラセボ群71%に認められた。TEAEは主に軽度だった。パートCでは、IMU-856群の90%およびプラセボ群の71%にTEAEが認められ、IMU-856投与患者で特に頻度が高かったのは頭痛(45%)、悪心(31%)、下痢(28%)、腹部膨満(24%)だった。IMU-856投与群で重篤な有害事象が2件(パートBとCで各1件)発生したが、2件ともIMU-856とは関連がなかった。...
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