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小児/思春期と成人後の血圧に関連性

2024年12月7日  JAMA Pediatrics

米国小児科学会(AAP)の閾値で分類された小児の血圧が成人の高血圧を予測できるかどうかを検討。Cardiovascular Risk in Young Finns Studyの参加者2918例(ベースラインの平均年齢10.7歳、女性53.2%)を対象に、血圧を小児期(6-12歳)または思春期(15-18歳)から若年成人期(21-27歳)、若年成人期後期(30-37歳)、中年期(39-56歳)まで38年間で9回測定し、正常血圧、血圧高値または高血圧に分類した。 その結果、38年間にわたる血圧高値/高血圧持続のオッズ比は2.16(95%CI 1.95-2.39)だった。小児期の正常血圧から中年期にステージ2高血圧へ進行している確率は男性0.20(同0.17-0.22)、女性0.08(同0.07-0.10)、ステージ2高血圧の持続ではそれぞれ0.32(同0.27-0.39)、0.14(同0.09-0.21)と男性で高く、ステージ2高血圧から正常血圧に戻る確率は0.23(同0.19-0.26)、0.58(同0.52-0.62)と女性で高かった。思春期の高血圧の方が小児期の高血圧よりも、中年期に...